<メディカルカフェ〜人生の最終段階を話し合うために〜>
日 時:2024年 6月30 日(日)13:30~16:30
会 場:神戸市立総合福祉センター 4F 第5会議
講 師:浜渦辰二氏(大阪大学名誉教授)
司 会:藤本啓子 (ウェル・リビングを考える会)
定 員:50名(先着順) お申し込みが必要です
対 象:どなたでも参加できます
参加費:500円
主 催:ウェル・リビングを考える会 https://livingwillcafe.blogspot.com
共 催:神戸なごみの家 https://www.kobe-nagomi.com
大阪大学「ケアの臨床哲学」研究会 (代表 大阪大学 堀江剛)
申込み:住所・氏名・連絡先を明記して cafe_well_living@yahoo.co.jp(藤本)
その他:定員オーバーでお断りする場合のみお返事をいたしますので
お返事がない場合は、ご参加ください。
厚生労働省が「終末期医療の決定プロセスに関するガイドライン」(2007)を発表してから17年、その改訂版「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」(2018)を発表してから6年が経ちました。医療・ケアの現場では、このガイドラインがどれだけ浸透し活用されるようになったのでしょうか。とりわけ改訂版とともに導入されたACP(アドバンス・ケア・プランニング:人生の最終段階の医療・ケアについて、本人が家族等や医療・ケアチームと事前に繰り返し話し合うプロセス)」が翌年には「人生会議」と愛称がつけられ、ひろく国民への普及が目指されたのですが、どれだけ普及するようになったのでしょうか。
今回は、「ケアの臨床哲学」という視点から、これらガイドラインの背景を振り返り、「安楽死」と「尊厳死」に対する姿勢を確認しつつ、「生前の意思(リビングウィル)」や「事前指示書(アドバンス・ディレクティヴ)」との関係も踏まえながら、その根底にあるはずの理念を明らかにすることによって、人生の最終段階を話し合うための心構えについて考えたいと思います。
[ 講師紹介 ]
大阪大学(「臨床哲学」講座)を定年退職
上智大学グリーフケア研究所・特任教授(副所長)を定年退職後、現在同客員所員。
業績としては『ケアの臨床哲学への道—生老病死とともに生きる』(晃洋書房、2019年)など