ソクラティック・ダイアローグ(SD)は、哲学対話の1つです。
SDの目的は、対話に必要な姿勢を学ぶものです。
具体的な状況に基づく問題設定を探し出し、隠れた前提や条件を明らかにします。
SDは、以下のプロセスで対話を進めます。
1. 選ばれた例を挙げる
2. 例を吟味する
3. 問いをつくる
4. こたえを出す
SDに必要な4つの姿勢
- 自分で考える
- ともに考える
- 具体的に考える
- 合意形成に向けて考える
2月18日の書評カフェでは、上記のSDを応用して対話を進めていきます。
たとえば、1. の例は作品『高瀬舟』です。2. の例の吟味は、作品の内容からコアセンテンスを選び、吟味します。吟味の際は、なぜ自分がそのセンテンスをコアとして選んだか、根拠をあげていきます。そして、最後に、問い「安楽とは」に対するこたえを出します。