ウェル・リビングを考える会は、下記の研修会にご参加いただける方を募集しております。以下の「ご参加・協力のお願い」をお読みいただき、もしご参加いただけるようでしたら、申し込み先までご連絡いただければ幸いです。ご協力の程、切にお願い申し上げます。
対象は、在宅医療(訪問看護、介護)に携わっておられる、あるいは経験がおありの医療・介護従事者と、在宅医療を受けたことのある、あるいは現在受けておられるご本人・ご家族(同居の有無は問いません)です。
在宅医療における多職種連携研修会
〜ソクラティク・ダイアローグを通して在宅医療・介護を考える〜
<ご参加協力のお願い>
この度、下記の研修会にご参加いただける方を募集しております。もしご関心がございましたら、問合せ先までご連絡ください。ぜひ、ご参加協力をよろしくお願い致します。
<背景と目的>
厚生労働省は2018年3月、意思決定のプロセスでのACPの重要性についてガイドラインに明記し、患者(利用者)と家族、在宅医療と介護に携わる多職種とが連携し、繰り返し対話を行うことの大切さを周知しました。しかし、現場では、どのように対話を行うかという方法論が示されないまま「対話」を求められているのが現状です。
在宅医療において患者・家族や医療・介護従事者をはじめ人々がともに考えるべき
問題は多くあります。そこで、ソクラティク・ダイアローグ(SD)という哲学対方法を用いて、背景の異なる人々が在宅医療の問題について対話する機会を設け、在宅医療の問題解決に至るプロセスの大切さを学びます。
<研修日> 2022年9月11日(日)と10月9日(日)の2回を予定しています。
詳細は以下のプログラムをご覧ください。
<参加者> 在宅で医療・介護を受けている、あるいは受けた経験のある患者、家族、
在宅で医療・介護に携わっている、あるいは携わったことのある医療・介護従事者6名から成る1グループ(2回とも同じメンバー)で行います。
<参加費> 無料
<倫理的配慮> 参加するか否かに関わらず不利益や害は一切ございません。また、プライバシーは厳守いたします。
<この研究への参加について>
2日間責任をもってご参加いただけることが条件です。自発的な参加同意をお願い致します。当日改めて口頭でご説明いたしますが、参加に同意していただける場合には、同意書に署名をお願いいたします。いったん参加に同意した場合でも、いつでも不利益を受けることなく同意を撤回することができます。ただし、その場合は、謝礼(協力金)はお支払いできませんのでご了承ください。
謝 礼:研修への参加協力金として2日ともご参加された方のみ1万円/日(合計2万円)お支払いいたします。(1日のみ参加された方にはお支払いはできません)
その他:交通費は実費をお支払いします。お昼のお食事はご用意いたします。
<お申し込み・お問い合わせ>
6月末までに①お名前②ご住所③電話番号④メールアドレス⑤お立場を明記して
メールかファックスでお申し込みください。(お立場は以下からお選びください)
□患者 □家族 □医師 □訪問看護師 □訪問介護士 □ケアマネージャー
□ヘルパー □理学療法士・作業療法士(訪問リハビリテーション) □その他
ウェル・リビングを考える会(藤本啓子)
Email: cafe_well_living@yahoo.co.jp
<プログラム>
第1日目
[イントロダクション] 10:00〜10:30
l ソクラティック・ダイアローグ(SD)についての説明
[セッション1] テーマ設定 10:30〜12:00
l 参加者が在宅医療・介護について感じている問題点・疑問点を出し合い、
そこからSDのテーマを決める
[休憩] 昼食 12:00〜13:30 (昼食は主催者でご用意いたします)
[セッション2] 問いの選択、例の詳述 13:30〜17:00
第2日目
[セッション3] 例の吟味 10:00〜12:00
l 書き出された例の中で「中核となる行為・判断」、および重要だと思われる点を書き出す。
[休憩] 昼食 12:00〜13:30(昼食は主催者でご用意いたします)
[セッション4] 合意形成 13:30〜15:30
l 書き出された例の「中核になる行為・判断」が、どのような理由でそう行為・判断されたのかをグループで探り、問いの答えを出す。
[セッション5] 振り返りと評価 15:30〜16:30
進行:堀江剛 大阪大学大学院人文学研究科(臨床哲学)教授
主催:ウェル・リビングを考える会
この研修会は、公益財団法人在宅医療助成勇美記念財団の助成を受けて行います。